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【3月11日】

  • 執筆者の写真: プラーナ代表
    プラーナ代表
  • 2023年3月11日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、プラーナクラシックバレエサークル講師の木村美那子です。


東日本大震災から12年が経ちました。

今でもなお「元どおり」ではない地域もありますが、もはや人々も「元どおり」を望むことはなくなって来ているのかもしれません。


12年前の3月11日は金曜日で、プラーナのレッスン日でした。

木村はプラーナに向かうため家を出ようとしていた直後、地響きと共に大きな揺れがやって来ました。

駐車場に止めていた車が大きく左右に揺れ、木村もその場にしゃがみこんでしまうほど、怖かったのを覚えています。

家の中は水槽の水が床を濡らし、食器棚から飛び出したお皿は粉々になっていました。


その時、頭に浮かんだのは自分の生徒たちの安否だけ。もし学校からの帰りだったら、もし自宅で一人お留守番だったら…と考えると気が気ではありませんでした。

急いで各ご家庭にメールを送り、全員の無事を確認してから、足の踏み場も無くなった自宅を一人で片付けていた時には、やらなければいけないことに追われて気が張っていたように思います。


その後は(当たり前ですが)どのご家庭もバレエどころではなく、しばらくしてレッスンが再開しても、いつでも避難が出来るように上着を着たまま稽古をし、何かあった時には自分が子どもたちの命を守らねばという責任感に、本当の意味でバレエに集中出来る状態ではありませんでした。


それでもスタジオに来れば一生懸命にレッスンに取り組む子どもたちの姿に、こちらが逆にエネルギーや勇気をもらっていたように思います。


12年が経ち、生徒の中には震災後に生まれた子どもたちも多くなってきましたが、それでもやはりあの時にバレエを継続出来た幸せを忘れずに、これからも子どもたちとレッスンを続けていきたいと強く願っています。


3年にわたるコロナ禍もバレエをはじめとした芸術活動や、コミュニケーションを含めた子どもたちの育つ環境に大きな影響を与え、現在も続く世界の戦争や紛争は人々からより良いもの、より美しいものを体験する機会を奪っています。


命の継続に直接関わらない芸術は、このような時に真っ先に切り捨てられてしまいます。ですが、困難に向き合う力、助け合う心、希望を持ち続ける姿勢は、芸術をはじめとした「形にならないもの」に強く支えられていますから、世界が苦しい時にこそ芸術や文化を大切に守っていくために、子どもたちの豊かで強い心のために、大人が頑張っていくべきなのではないかと改めて思います。

 
 
 

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