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【個とは何か?】

  • 執筆者の写真: プラーナ代表
    プラーナ代表
  • 2022年9月11日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、講師の木村美那子です。


新型コロナ感染症の流行で、その規模の大小に関わらず、舞台活動に制限のかかる昨今ですが、市町村で開催される文化祭などのイベントも、その例にもれません。


特にサークルが活動している地域では、企画は立つものの開催に至らない…というパターンが続いていました。スタジオに併設されている広いスペースで「おさらい会」などは実施してきましたが、すでにサークルの生徒さんでバレエの舞台を経験したことがある人はわずかとなり、人によっては幼稚園や小学校のイベントでもオンライン公開や、「保護者1名のみ観覧可能」というような環境下での経験しかない場合もあります。


活動の範囲が家庭を中心に小さなものである子どもたちは、このコロナ禍によってますますコミュニケーションの機会を失い、またコロナだけでなく、様々な外部に向けての防衛反応が強くなってしまった、私たち大人も「血のかよった」コミュニケーションの範囲が狭くなっているような気がします。

もちろん科学技術の発達で、発信・受信、情報伝達に困ることはありませんが、人との距離感や温度感、「やりとり」の「やり」ばかりで「とり」の足りない場合や「とり」ばかりをもとめて「やり」もしない場合も増えてしまっているのではないでしょうか?

私たちは自動販売機ではありませんから、お金を入れさえすれば望んだ商品を手に入れられるわけではありません。


また「個」を大切に!と言われるようになって久しいですが、「個」とは一体何でしょうか?

認識によって世界を成り立たせている人間味は、「多」があって初めて「個」が、「他」があって初めて「自」が見えてくるものです。また自分が「自」や「個」であって、他の人が「他」や「多」であっても、その相手にとっては自分こそが「他」であり、「多」であることを忘れずに、「今、ここ」が「どのような<場>であるか」を考えながら、より良い時空間を作り出していけたら…と思います。


特にバレエにおいては、「自」や「個」の努力が必要なだけでなく、それを「他」の中に馴染ませ、「多」のもつ協調性という穏やかで、それでいて力強いエネルギーに昇華させることが大切なので、これからまた舞台に立つ機会が増えていくであろう子どもたちには、そのような体験を積み重ねてもらえたら嬉しいです。(木村)

 
 
 

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